2005年 09月 27日
コンパクトなワイヤレスキーボードが欲しくなったのですが、なかなか希望にぴったりのものがありません。
レシーバを兼ねた充電クレイドルにドッキングさせるとフルキーボードになる製品です。(参考記事) ~ とりあえずの妥協…と思って入手したのですが、BELKIN 侮り難し。 単なるメディアキーかと思っていたのですが、なんと、プログラマブル赤外線リモコン(いわゆる学習リモコン)が内蔵されていました。 ワイヤレスユニットには、PC/AV切り替えスイッチがあり、AVに切り替えると、ユニット全体が赤外線リモコンに切り替わります。 AVモードでは、8デバイスの設定が可能で、メーカー(ブランド)とタイプで選択するプリセットは、PCから転送されます。学習は、キーボードのワイヤレスユニット単体で行うことができ、プリセットキー以外に8デバイス×12キーを学習可能…と、取説や学習の操作からは読めるのですが、実際にはデバイスが区別されず、12キーしか学習できないようです。バグ? 私が使っているもので、プリセットで見つかったのは、 モニタ、DVD再生機、LD再生機で、HD/DVD録再機やデジタルアンプは、使えないでいます。 PCモードでは、(10メディアキー + 12ファンクションキー)×8シフトに対して、プリセット機能、ラウンチ、記録式マクロのいずれかを、アプリごとに設定可能です。なぜか「機能を割り当てない」という選択肢はありません。シフトは、Shift、Ctrl、Altの全ての組み合わせを認識しています。ただし、Windows側の同じコンビネーションを使うキーボードショートカットは使えなくなるようです。 初期状態では、Windowsに対する設定のみがあり、設定のないアプリで使われる基礎設定になっています。 さらに、必要に応じて任意のアプリを登録して個別の設定を行うことができです。 お節介なことに、新たにアプリを登録すると、全てのキーは「機能なし」ではなく、「初期設定の機能」が割り当てられます。この初期設定の機能を削除するためには、中身のないマクロを264回登録すればよいのですが、些細な不具合(テストで気付かないわけがないという内容なので、日本語環境に依存する不具合かも…)があって、機能の登録が非常に煩雑になっています。(この時点で、BELKINに対する怒りはピークを迎えます…) あまりにも面倒だったので、設定ファイルを探しました。設定ファイルはすぐに見つかり、単純な構造のテキストファイルだったので、書式もすぐに知れ、事なきを得ました。(…怒りは収まりました) 設定アプリを開く専用キーがあり、(スタートアップにインストールされる)制御アプリが起動していればウィンドウが開きます。アプリを起動していないと、アプリ別の設定は無効になり、ブラウザやメーラーを開くといったデフォルトの機能が発動します。従って、このキーはロックできません。全画面表示中だろうがお構いなしにウィンドウを開き、全画面モードを失います。 ドライバもファームもバグっぽいところがあります。 添付CDのバージョンはまともに動作しなかったので、メーカーサイトからダウンロードしました。 そちらはすんなり動きましたが、まだバグっぽいです。 なお、ドライバをインストールしなくても、ワイヤレスキーボードとして使うことは可能ですが、取説などには繋ぐ前にドライバをインストールするように強く書かれています。 ベースユニットにワイヤレスユニットを置くと充電が始まるのですが、なぜか、このときいったんPCとの接続が切れることがあります。ベースユニットから離していた時間が長いと起きやすいように感じます。USBの電源容量不足なのでしょうか? ハブを使わず直結ですし、PCそのものの電源は増強してあるのですが…。 ワイヤレスユニットは、汎用の単四Ni-MH充電池×3を使用しています。いざというときには、乾電池を入れて使うこともできそうですが、取説には(当然ながら)乾電池を充電しないようにと注意書きがあります。 日本製の容量の大きな充電池に交換しましたが、これは今のところ問題はなさそうです。 キーの配置(写真(ショップ))は、英語配列なのは気にならないのですが、ベースユニット側の、本来ファンクションキーの右にあるべき特殊キーが、ホーム、エンド、スクロールキーの位置へ移動し、追い出されたキーがワイヤレスユニット側の右端に移動していることが気になります。このワイヤレスユニットのキー配置は、A4フルサイズノートなどでよく見かけるものでしょうか。Ins、Del、方向キーは、ベースユニット側とワイヤレスユニット側の双方にあります。 ベースユニットには、SLEEPキーがあり、Windowsのスリープ機能を発動させます。 このキーはロックできません。双方向リアルタイム通信中だろうが何だろうがお構いなしです。 ポインティングデバイスは、右手の親指でポイントして、左手の親指で、クリックやスクロールをするようになっているのですが、肝心の右手側が非常に使いにくいです。いわゆるスティック型のデバイスのキャップを平たく大きくしたような形になっています。 無線は、同じ電波帯の無線LANとかワイヤレスコントローラとかいろいろ使っていますが、PCモードのレスポンスは良好です。 赤外線は、照射角が狭く、ちゃんと受信機の方を向けてあげないと届かないようです。 質感はそれほど悪くはないのですが、見るなり「おもちゃみたい」と言った人もいました…。 ポインティングデバイスを使うとギシギシときしみます…。
by raruth-h-r
| 2005-09-27 13:58
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